納豆キナーゼとは?
長年、日本の健康を支えてきた伝統食品の「納豆」。この納豆のネバネバ部分に含まれるタンパク質分解酵素がナットウキナーゼです。納豆は、煮大豆を納豆菌が発酵させることでできる食品ですが、この発酵過程でナットウキナーゼをはじめとする多様な栄養素が生成されます。
納豆キナーゼのはたらきは?
ナットウキナーゼには、血栓の主成分であるフィブリンに直接働きかけ分解(溶解)する作用、身体の中の血栓溶解酵素であるウロキナーゼの前駆体プロウロキナーゼを活性化する作用、さらに血栓溶解酵素プラスミンを作り出す組織プラスミノーゲンアクチベーター(t-PA)量を増大させる作用があります。
さらに、最近の研究で、ナットウキナーゼには血栓を溶けにくくする血栓溶解阻害物質PAI-1を分解する作用、オイグロブリン溶解時間の短縮作用があり、血栓溶解活性の増強作用があることがわかってきました。
このように血栓を色んな角度から溶解するのがナットウキナーゼの特長です。そのため、よく消費者の方からナットウキナーゼを摂取し過ぎると血が止まらなくなるのでは?、という質問がありますが、ナットウキナーゼは各種の安全性試験をクリアしていますので、安心してお召し上がりいただけます。
血栓は深夜から早朝にかけて出来やすいため、ナットウキナーゼを摂取する時間帯は夕食後や寝る前がよいと考えられます。40代以上の方、ストレスの多い方、血圧が高めの方、高脂血症や糖尿病などで血液粘性の高い方等には、特に定期的な摂取をお勧めします 。
FUとは?
「FU」とは、酵素の活性(働く力)をあらわす単位です。
ナットウキナーゼの活性測定法の一つであるフィブリン(血栓)分解法の表記単位で、「フィブリン分解ユニット」のことです。
数字が大きいほど、フィブリン(血栓)を分解する働きが大きくなります。
*日本ナットウキナーゼ協会が推奨する1日当りの摂取量は2000FUです。
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